一般的な歯周病治療の流れ

①基本検査

②ブラッシング指導

③スケーリング(歯石をとったり、歯ぐきの掃除をします)

④再検査                  ⇒治癒

⑤ルートプレー二ング、歯周ポケット掻爬(さらに歯ぐきの深いところの掃除をします)

⑥再々検査、精密検査            ⇒治癒

⑦歯周外科手術(外科的に歯ぐきの悪いところ、再生不可のところを切除します)

⑧再精密検査                ⇒治癒

⑨メンテナンス(半年~1年後)

(検査の内容は、ポケット測定、動揺度、プラークスコアなどで、精密検査はさらにこれらの細かいものです)

以上のような流れです。これは私が学生時代教えられた時期から(25年間)ずっと変わってません。

治療期間も検査、再検査、再々検査、精密検査など、何度も検査を行い、しかも、スケーリング、ルートプレー二ングにしても、4~6回に分けて行います。

このため、歯周病治療は時間がかかるのです。

さらに、時間、回数をかけても必ず治るとは限りません。

歯周病とは、歯を支えている骨(歯槽骨)が溶ける病気ですが、重症な場合は治りません。

再生療法(エムドゲイン、GTR法)もありますが、適応にはいくつかの条件があります。

それに、1年くらいかけて歯科に通っていったん治癒しても、ちょっと油断して、歯磨きをさぼったりすると、また、すぐに、もとの悪い状態に後戻りしてしまいます。

あと、歯の本数が少なくなればなるほど、咬合性外傷の影響もでてきて、加速度的に歯が悪くなって、グラグラになり、抜けていきます。

歯周病の治療はこのように、時間、回数、手間がかかり、おまけに、治りにく、しかも、前述のように全身にもかかわる、やっかいなものです。

歯周内科治療は患者さんに位相差顕微鏡を使用し実際に細菌の状態を確認してもらいながら、場合によっては、抗生剤を使用し、効率よく、短期間で、患者さんにも目で確認してもらう分、再発が少ない理想的な歯周病の治療法です。

治療期間も今まで1年以上かかっていたものが、半年以内に終了するようになりました。

もちろん、保険治療の流れに沿って行いますので、費用も歯磨き剤(1本1700円)以外にはかかりませんし、基本検査、精密検査、口腔写真撮影も通常どおり行っております。

抗生剤を処方する場合は、細菌数が多く、しかも、急性症状などで、歯ぐきが腫れていて、切開し、ウミを出さなければいけない状態の時です。

あと、歯周病再発予防にはメンテナンスが必須ですが、位相差顕微鏡で細菌を見られると、ほとんどの方はリコールに来られます。したがって、メンテナンスも行え、再発が予防できています。

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